インポスター症候群、というのがあるそう。
インポスター症候群とは?
特徴
- 他人は、自分たちの実力を過大評価していると考える
- 自分たちの本当の実力がいつかはばれると不安に思う
- 成功は運や外的要因で、見合わない努力しかしていないと考える
「私はここにいるべきではない。私はたまたま運がよかったから今のポジションにいる。前任者と比べて自分は全く優秀ではない」
などと考えてしまう傾向のこと。
これは、決して恥ずかしいことではない。
優れたリーダーですら、このインポスター症候群にしばしば陥る。
ではどうすればいい?克服法は?
「インポスター症候群に陥っている自分」を受け入れ、今やるべき仕事をとにかくやればいい。
いったんネガティブな感情や思考にとりつかれた人は、何とかインポスター症候群を克服したい。
でもその努力はまず役に立たない。
そうではなく、「ああ自分は今、インポスター症候群に陥っているな」「これは多くのリーダーが持ち得る感情で、自分もそうなのだ」と今、起きている状況をまず認識すること。
私たちは社会の一員として、どんな時も平常心でいるようにと教わって育つ。
でもそんなのは無理。
感情は、コントロールを諦めることでコントロールが可能になる。
ネガティブな考えを無理やり打ち消すことは諦めよう。
ネガティブな思考を自らの中に受け入れ、無力化しよう。
自覚できれば、やがてこんなふうに思える。
「今、自分の中に良からぬ感情が湧いたが、この考え(怒りの場合もあれば、極端な自己評価の場合もある)は真実なのだろうか?」。
ここまでくれば恐れるに足らない。
感情を抑え込もうとしている間は、こうはならない。
負の感情は、あなたの肩に座り、耳元で静かにささやき続ける。
「おまえは本当は仕事のできないやつだ……」。
そのささやきの主を目の前に引きずり出してみれば、実体のないただの思考にすぎないと分かる。
この気づきが、重要なのです。
おわりに
心理的ネガから一歩踏み出すためには、今の自分を否定せずに受け入れることが大事。
参考資料 日経ビジネス 2020.6.29
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