月で音は聞こえるでしょうか?
月面の世界
月で音は聞こえるか。
地球からの音が月まで届くか、という話ではありません。
月面の世界は、うるさいのか、静かか。
うさぎさんには「ぺったん、ぺったん」と聞こえているのか。
空気が無いから
前に音と振動は裏表という記事で書いた通り、音は空気の振動です。
月面には空気がありません。
音を伝えるための空気が無いので、月では音が聞こえません。
完全に無音の世界。究極の静寂。
だけど、空気が無ければ人も生きていけません。
音を聞く人がいないのだから、音があるとかないとか、静寂だとか、そんな議論は無意味かもしれませんね。
人がいたら
人がいる場合を考えてみましょう。
アポロ計画のように、人が月面に立つためには、宇宙服を着ます。
宇宙服の中は空気で満たされていますので、無線の音だとか、宇宙服がガチャガチャいう音だとか、そういうのが聞こえるのでしょうね。
今後、月へのアプローチが再開されたら、空気で満たされて宇宙服がいらない乗り物だとか、宇宙ステーションのような施設だとか、そんなのも月面に出来てくるのでしょう。
そこにはもちろん空気があり、音が存在します。
やっぱり無音の月を体感することはできません。
残念!
紙を43回折ると・・・
月の話をしたので、月に関するムダ知識を一つ。
紙を43回折ると、地球から月まで届くんです!!
1回折りたたむと半分の大きさに、さらに折りたたむと1/4の大きさに、、、というのを繰り返していったとき、43回折ると、その厚さが月まで届いちゃうんです。
ウソのような、本当の話。
だけど、あくまで理論的な話であって、実際はそんなに折れない。そういう意味ではウソかも。
地球と月の距離はおよそ38万キロ。
それに対して、コピー用紙の厚さは、およそ0.08ミリ。
もはや、無いようなものです。
そのコピー用紙を折りたたんでいくと、倍、倍、、と厚さが増えていく。
ついに43回目、その厚さはなんと70万キロ!
月までの距離を余裕で超えちゃいます。
おわりに
でも、実際に折ろうとすると。
1回、2回は余裕ですが、8回目くらいでもう、、、
厚すぎて「折る」ことが不可能になってしまいます。
あっけなく、終了。
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