時計が時を刻めるわけ（クォーツ時計）

時計はどうして正確に時間を測れるのでしょう。

時計にもいくつか種類がありますが、最も一般的なクォーツ時計について。ちなみにクォーツとは水晶の一種。

まず、ブランコを想像しましょう。人がブランコを漕ぐと、だいだい、1秒に1回くらいの速さで揺れます。

ここで、クォーツさん登場。クォーツさんのブランコは、なんと1秒間に32768回も揺れちゃうんです！（難しく言うと、32,768Hzで共振する。）ただしすぐにお腹が空くので、ご飯である電気を与え続けてあげないと、止まってしまいます。

しかもこのクォーツさんのブランコ、1センチもないほど小さい。壁掛け時計だけでなく、腕時計の中にも入れちゃう。時計の中で、ずーっとブランコを漕ぎ続けます。

時計の中にはもう一つ、ブランコの揺れる回数を数える係がいて、32768回揺れるたびに、「1秒でーす！」と言って、秒針を1目盛り動かす。

こうやって、時計は休むことなく、正確に時を刻みます。

ちなみに電波時計も、動く仕組みは同じ。たまに正確な時刻が電波で送られてきて、もしズレていたらそっと修正します。